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パネルD-15テストと混同色軌跡

パネルD-15テストhttps://meisha.info/archives/6399では似た色が隣合うように(1+15)個の色票を並べます。
正常色覚や軽~中等度の色覚異常では図上段のように並べて、パス(Pass)の判定となります。
しかしフェイル(Fail)する例えば強度の2型異常(Deutan)では図下段のように並べます。
本人はこれが連続した色の変化だと感じている訳です。

CIE色度図

色は図のCIE(Commission Internationale de l’Éclairage 仏語:国際照明委員会)色度図上のxy座標の数値で表示されます。
色相や彩度の異なるすべての色はヨットの帆の内部のどこかに位置します(輝度は表現されません)。
帆の外周部は彩度が最も高く色光であれば波長460nmの青緑から620nmの赤までの単色光で、内部に向かって彩度は低下します。
パネルD-15テストのRと1から15の色票の位置は図に示すごとく楕円形に並びます。
神立敦, 岡部高雄, 北原健二: Farnsworth Dichotomous Test Panel D-15の解析. 日眼会誌 93:1154-9.1989

混同色軌跡

正常色覚では色度図上での距離が近いほど似た色だと感じます。
しかしパネルD-15テストをFailする2型2色覚の目では。図の扇の骨のような混同色軌跡(混同色線)上の色を同じ色だと感じます。
村木早苗. パネルD15テスト.眼科検査ガイド第2版: 文光堂.234-6. 2016
混同色軌跡は色度図上の1点CP: convergence pointに収束し、1型2色覚の混同色軌跡は図には示しませんがそのCPのみ示してあります。

15個の色票の感じ方

下図左にはパネルD-15テストの15個の色票を色度図上の位置に似せて配置してありますが、パネルD-15テストをFailする強度の2型色覚の目には、混同色軌跡の線に沿って色の見え方が近づくため、図中央のように感じていると考えられます。
そのためパネルD-15テストでは図右のように向かい合う色票を結ぶ横断線が多数みられるようになります。