視覚機能を他覚的に評価する電気生理学的検査にはERG(electroretinogram 網膜電図)https://meisha.info/archives/6306とVEP(visually evoked potential 視覚誘発脳波)があります。
網膜の視細胞で受容された視覚刺激は表と図に示す4つのニューロンによって後頭葉の視覚中枢に伝わります。
このうちERGは第1、第2ニューロンの評価ですが、VEPは第1から第4までのすべてのニューロンを評価します。


ERGとVEPにおける電極と刺激法は表のごとくです。

VEPの電極は後頭葉に近接する後頭結節またはその上方(Oz)の頭皮上におきます。
パターンVEPでは白黒が反転するディスプレイ上の市松模様をメガネで屈折矯正した眼で固視し(図、他眼は遮閉します)、100回の反応を加算記録します。

パターンVEPの記録では、1秒間に4回以下の頻度で白黒が反転するTransient VEP(図左)が一般的ですが、1秒間に8回以上の白黒反転によるSteady State VEP(図右)もあります。
前者は反転時から最大陽性ピークP100までの潜時と振幅で評価します。
