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フラッシュVEP

VEP(visually evoked potential 視覚誘発脳波)は視覚の第1から第4ニューロンまですべてを統合した視機能を他覚的に調べる検査です。
刺激方法の違いでフラッシュVEP(f-VEP)パターンVEP(p-VEP)に分かれます。https://meisha.info/archives/6448
このうちf-VEPでは他眼を遮閉して網膜電図ERGと同様、閃光(フラッシュ光)で片眼を照射し、その視覚刺激に反応した誘発脳波を後頭結節上方の頭皮上に設置した脳波電極で100回程度加算記録します。

フラッシュVEPの臨床的意義

f-VEPの意義は第3ニューロンの軸索の集合である視神経の機能を評価することです。

表のように右目のERGが正常で右目刺激のf-VEPが消失、一方で左目刺激のf-VEPが正常の場合、右の視神経に重篤な障害(視神経炎、外傷性視神経症、圧迫性視神経症など)があると判断されます。

これは図上段のように右網膜内の第1-3ニューロンで生じた反応が、右の視神経の障害で後頭葉視中枢に伝わらないためです。
一方で図下段のように視交叉以後の第3ニューロン(視索)や第4ニューロンの障害では、視交叉での交差線維によって他側を経由する信号が視中枢に到達するのでf-VEPは正常に記録されます。

MRI画像にて視神経病変が精細に捉えられるようになる以前は、f-VEP検査が視神経病変の検出に必須でしたが、最近はその利用価値は低下しています。