• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

山梨の目医者 投稿一覧

眼科の問診 3:所持メガネの確認

見えにくさを訴える患者さんを診察する際に、所持メガネが適正であるかどうかをまずチェックすることは大切です。所持メガネの度数をレンズメータで測定した上で、そのメガネでの視力と検眼レンズでの矯正視力を比較します。 症例:81 ...

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[目が痒い]

痒いのは結膜 VS まぶたの皮膚? [目の痒み]すなわち掻痒感を訴える患者さんを診るときは、痒みが目の玉(眼球)の表面なのか、またはまぶたの皮膚なのかをまず確認します。https://meisha.info/archiv ...

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ERG検査の意義

ERGの原理 ERG: Electroretinogram(網膜電図)は光刺激に応答する網膜の電気的な反応です。角膜、水晶体、硝子体を通過して入射した光は網膜の一番奥にある①視細胞で受容され、その情報は②双極細胞などに送 ...

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散瞳薬点眼による急性緑内障発作

眼底の病気の精査や白内障の詳しい観察のためには、点眼薬による散瞳検査が必要です。その際、角膜裏面と水晶体前面が接近している浅前房眼や、周辺角膜裏面と虹彩前面が接近する狭隅角眼https://meisha.info/arc ...

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哺乳類の色覚の進化

網膜の光受容器である視細胞には夜間働く杆体と昼間働く錐体があり、色覚は錐体の機能です。錐体オプシンを何種類持つかで2色型、3色型、4色型という色覚の次元が決まります。多く哺乳類以外の脊椎動物では4色型だった色覚が哺乳類で ...

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緑内障と網膜色素変性

緑内障と網膜色素変性には多くの共通点があります。両者ともに通常両眼性で、主要症状である視野障害は進行性です。多くの患者さんで、矯正視力は末期まで正常です。失われた視機能を回復する治療法は両者ともにまだありません。(緑内障 ...

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ミドリンPアレルギー

散瞳検査にはミドリンP、ミドリンM、ネオシネジン、サイプレジンなどの点眼薬が使用されます。このうちミドリンPが最も一般的です。ミドリンP点眼液は商品名で、一般名はトロピカミド・フェニレフリン塩酸塩液です。後発品として、ミ ...

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脊椎動物の色覚

ヒトの色覚異常の多くは先天赤緑色覚異常で、緑~黄緑~黄~橙~赤と変化する中、長波長領域の色の見分けが苦手です遺伝子の異常によってL錐体とM錐体のいずれかが欠ける2色覚、あるいはどちらか一方が異常で両者の差がわずかとなる異 ...

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色覚異常の目が苦手な色見分け

先天赤緑色覚異常では赤と緑の区別がつきにくくなります。それはどうしてでしょうか? ヒトの色覚は3色型色覚 正常ヒト網膜には吸収波長が異なるL錐体、M錐体、S錐体の3種類の錐体があり、その入力信号の組み合わせによって、赤、 ...

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[まぶたが腫れた]

[まぶたの腫れ]は眼科を受診する患者さんに多い訴えのひとつで、眼瞼腫脹と呼ばれます。 眼瞼腫脹の問診 左右それぞれ上まぶたと下まぶたがあるので、4つのまぶた(右上、右下、左上、左下まぶた)のいずれが腫れているのか(一部眼 ...

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