• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

検査

Herringの法則とHess赤緑試験

Herringの法則 右方視や左方視、上方視、下方視のように両眼が同じ方向を向く眼球運動は[むき運動]で、その際に働く両側の外眼筋を[ともむき筋]と呼びます。たとえば右方視の際の右:外直筋と左:内直筋の組み合わせ、右上方 ...

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角膜知覚計

本ブログは2020/8にスタートして2023/12/31時点で475記事を数えます。若手眼科医に読まれているせいか、2024年正月には[このブログが専門医試験に大変役立ちました]という年賀状が筆者宛てに届きました。 20 ...

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ヘスチャートの読み方 3:両眼性障害

複視の原因が片眼性で単筋の障害であれば、ヘスチャートの[田の四角]が小さい眼の結果から障害筋を同定https://meisha.info/archives/4863することが可能です。木村亜紀子: Hess赤緑試験. 眼 ...

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オカルト黄斑ジストロフィ OMD の OCT 所見

蛍光眼底造影検査や眼底自発蛍光写真も含めて、検眼鏡的には黄斑部に異常がみられないのに、両眼の視力が低下していれば、視神経疾患や弱視、心因性視覚障害などを疑います。しかし、黄斑部の機能低下がハンフリー中心10-2視野などで ...

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ヘス赤緑試験と対座法診断

ヘス赤緑試験では健眼で赤のマス目を固視して患眼で矢印を動かすと、矢印は目標まで到達せず、眼球運動が障害された方向で圧縮された形になります。https://meisha.info/archives/4608このとき圧縮され ...

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ヘス赤緑試験

ヘス赤緑試験は眼球運動障害などによる複視の状態を記録できる便利な検査です。 ヘススクリーン、ヘスチャート、赤緑メガネ 検査は暗室内で行い、5度間隔の赤色マス目が投影されたヘススクリーン上の点を、緑色光の矢印で指し示し、そ ...

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散瞳検査と運転

細隙灯顕微鏡https://meisha.info/archives/976や倒像検眼鏡を使って白内障や眼底の病気を診察する際、観察光による対光反応で瞳孔が小さくなると眼球内部がよく観察できません。そこでミドリンP(また ...

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片眼エスターマン視野

進行性の求心性視野狭窄が特徴の網膜色素変性https://meisha.info/archives/726の視野検査としてはゴールドマン視野検査 GP が一般的です。網膜色素変性診療ガイドライン(日眼会誌 120:846 ...

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電カル:スケッチ VS 写真記録

病歴は[テキスト]と[図]で構成され、その記録媒体は以前は紙カルテでしたが、最近は電子カルテ(電カル)です。 電カル[図]のスケッチ VS 写真記録 紙カルテ時代の手書き文章が、電カルで読みやすくなった以外に、電カルの最 ...

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紹介状の視力記載とOCTデータ

筆者が担当する山梨大学付属病院眼科、水曜の紹介初診外来(予約が必要)には、関連総合病院の眼科や県内の眼科診療所から多くの患者さんが紹介されてきます。https://meisha.info/archives/3614主な病 ...

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