• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

眼科医向け

MEWDS: 多発消失性白点症候群

多発消失性白点症候群 MEWDS: multiple evanescent white dot syndromeは通常、若年女性の片目に急性に発症する視野障害です。視力は正常か軽度の低下のことが多いです。眼底には淡い白色 ...

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指定難病[黄斑ジストロフィ]の診断カテゴリー

黄斑ジストロフィの難病認定には、黄斑ジストロフィ確実例 (Definite) と診断されている必要があり、眼科医が記載する臨床調査個人票の診断カテゴリーにはDefinite 1から4までの4つがあります。https:// ...

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視神経鞘髄膜種ONSM

視神経膠腫と視神経鞘髄膜腫ONSM 視神経の原発性腫瘍の2/3は視神経膠腫optic nerve gliomaで、残りの1/3は視神経鞘髄膜腫ONSM: optic nerve sheath meningiomaです。前 ...

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AZOORの日本語名

AZOOR は1993年にJohn Donald Gassによって初めて報告された網膜外層の原因不明の炎症性疾患です。病気の詳細はその後の経過観察結果をまとめた下記論文に記載されています。Gass JD et al: A ...

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AZOOR

網膜疾患とハンフリー視野 ハンフリー視野https://meisha.info/archives/867に代表される静的自動視野計は、MDスロープhttps://meisha.info/archives/874による進行 ...

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黄斑ジストロフィの指定難病申請

(指定)難病とは? 厚生労働省のHP https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nanbyou/には以下のように記載されてい ...

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眼科の問診 3:所持メガネの確認

見えにくさを訴える患者さんを診察する際に、所持メガネが適正であるかどうかをまずチェックすることは大切です。所持メガネの度数をレンズメータで測定した上で、そのメガネでの視力と検眼レンズでの矯正視力を比較します。 症例:81 ...

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ERG検査の意義

ERGの原理 ERG: Electroretinogram(網膜電図)は光刺激に応答する網膜の電気的な反応です。角膜、水晶体、硝子体を通過して入射した光は網膜の一番奥にある①視細胞で受容され、その情報は②双極細胞などに送 ...

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散瞳薬点眼による急性緑内障発作

眼底の病気の精査や白内障の詳しい観察のためには、点眼薬による散瞳検査が必要です。その際、角膜裏面と水晶体前面が接近している浅前房眼や、周辺角膜裏面と虹彩前面が接近する狭隅角眼https://meisha.info/arc ...

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ミドリンPアレルギー

散瞳検査にはミドリンP、ミドリンM、ネオシネジン、サイプレジンなどの点眼薬が使用されます。このうちミドリンPが最も一般的です。ミドリンP点眼液は商品名で、一般名はトロピカミド・フェニレフリン塩酸塩液です。後発品として、ミ ...

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