• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

眼科医向け

乳幼児の眼科診察法1:まずはスマホ写真

眼科を受診する新生児(生後28日未満)、乳児(生後1-12カ月)、幼児(1-5歳)の診察にはコツがあり、要点は[嫌がられない検査から始めて患児との信頼関係を構築する]ことです。そうでないと泣かれて必要な検査ができないばか ...

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ドライアイの涙目症状

渇き目と涙目の同居 渇き目、すなわちドライアイは涙液層の不安定性が原因で生じる目の不快感でhttps://meisha.info/archives/1172、その第一選択の治療は涙を補充する点眼薬です。一方、涙目の代表の ...

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RVO黄斑浮腫眼、硝子体注射の出口戦略

抗VEGF薬硝子体注射の目的 網膜内科医https://meisha.info/archives/3117が行う治療の主役は、以前のレーザー光凝固治療から抗VEGF薬の硝子体注射に代わってきました。その目的は新生血管の退 ...

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アトロピン点眼による発熱

[4歳の娘が39度の発熱したが、眼科で処方されたアトロピンの点眼薬が原因だろうか?]と内科医をしている息子から電話で質問がありました。[不同視弱視の疑い]と近くの眼科で診断されて、アトロピン点眼薬を処方されたとのこと。t ...

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従来の眼底カメラと走査型レーザー検眼鏡

まぶしい通常の眼底カメラ 眼科診療所で眼底を記録する際は点眼薬で散瞳した後、眼底カメラで撮影します。撮影光が光るのは一瞬ですが、その前のピント合わせの持続照明光はまぶしいので、光に敏感な若い患者さんは目をあいていることが ...

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進行性の視機能障害を示す白点状眼底

網膜色素変性https://meisha.info/archives/726は夜盲を訴える病気の代表で、進行すると失明に至ることもある遺伝病です。 (広義)先天停在性夜盲 一方、視機能の障害が非進行性の夜盲症として(広義 ...

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結膜下注射と徐放効果

目への注射部位はさまざまです。https://meisha.info/archives/119虹彩後癒着を起こしかけた前部ぶどう膜炎では、アトロピン点眼に加えて、デカドロンなどステロイドの結膜下注射が効果的です。http ...

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浅前房眼のネオシネジン散瞳

瞳孔薬 瞳孔の大きさは筋収縮によって瞳孔を小さく(縮瞳)する瞳孔括約筋と、瞳孔を広げる(散瞳)瞳孔散大筋のバランスで決まります。前者を支配する副交感神経末端で働くのはアセチルコリンで、その刺激薬(コリン作動薬)と遮断薬( ...

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眼瞼の皮角

皮角 cutaneous horn (cornu cutaneum)は動物のツノのように伸びる角化性の突出性皮疹です。表皮内あるいは浸潤性の扁平上皮癌 SCC: Squamous cell carcinomaにしばしばみ ...

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ベーチェット病 BD 治療のパラダイムシフト

パラダイムシフト(paradigm shift)とは[時代を支配する考え方が劇的に変化すること]です。筆者の眼科医人生45年の間に起こった眼科治療上のパラダイムシフトとしては白内障手術(1980年代までは眼内レンズ挿入さ ...

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