• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

患者さん向け

目の痒みとまぶたの痒み

花粉症の時期で「目が痒い」と訴えて眼科を受診する患者さんがふえています。7歳の女の子が母親に連れられて受診しました。目が痒いというので市販のアレルギー性結膜炎の目薬をさしたが、よくならずかえって右目が腫れたということです ...

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ドライアイのタイプと点眼治療

ドライアイの発症にはさまざまな要因が関係しますが、最近の(2016年)ガイドラインでは角結膜表面を覆う「涙液層の安定性の低下」と定義されています。島崎潤、他: ドライアイ診療ガイドライン、ドライアイ診療ガイドラインの読み ...

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単焦点 VS 累進メガネ

遠視のヒトは若い頃、遠くも近くも裸眼で見えたので、メガネの使用経験がありません。学童期からメガネを掛け慣れている近視とは大きく異なります。そのため40代過ぎの老視年齢になると、読書の際、近用メガネ(老眼鏡)が必要になりま ...

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逆さまつ毛の仕組み

まつげ、すなわち睫毛(しょうもう)は上下のまぶたの縁から外に向かって生えていて、飛び込んでくるゴミなどの異物から眼球表面の 角膜や結膜 を守る働きをしています。本来外方に向かって生えるまつ毛が内側に向かい、機械的に角膜を ...

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重症筋無力症

眼瞼下垂の原因と発症様式 眼瞼下垂は高齢者に比較的よくみられる目の所見です。しかしクモ膜下出血を起こす脳動脈瘤や重症筋無力症など生命を脅かす病気のサインのこともあるので、診察した眼科医はまずその原因を明らかにすることが大 ...

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ボトックス注射による眼瞼下垂

A型ボツリヌス毒素 目を開け辛い眼瞼けいれんは瞬目の制御異常が関係する眼瞼の局所ジストニアです。https://meisha.info/archives/602その治療にはA型ボツリヌス毒素の製剤であるボトックス(グラク ...

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高齢者に突発する片眼性眼瞼下垂

眼瞼下垂はさまざまな原因で生じますがhttps://meisha.info/archives/1083、片眼に突発性あるいは急性に生じる場合の多くは動眼神経麻痺です。動眼神経は内、上、下直筋、下斜筋、眼瞼挙筋の外眼筋と、 ...

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白内障手術の決め方

白内障はあるかないかではなく、濁りの程度と部位が問題であることを前回説明しました。https://meisha.info/archives/990しかし白内障の濁りの程度を正しく評価することはベテランの眼科医であっても容 ...

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白内障の程度

白内障は細隙灯顕微鏡でみた水晶体の断面像で診断しますhttps://meisha.info/archives/976が、その判断の結果は必ずしもクリアカットではありません。写真は矯正視力1.0で無症状の目の細隙灯顕微鏡の ...

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細隙灯顕微鏡による白内障の診断

白内障は眼球内の透明なレンズである水晶体が濁る高齢者に多い目の病気です。しかし水晶体の前にある角膜や前房あるいは後方の硝子体は正常ではいずれも透明なので、これらのうちのどこの濁りであるか判断するのは容易ではありません。 ...

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