• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

患者さん向け

白内障手術のようすは手術を受けるその目で見える

白内障は目のレンズ、水晶体が白く濁り見え辛くなる眼科の代表的な病気です。治療は水晶体の袋(嚢)に包まれた水晶体核と皮質の濁りを取り除く手術で、超音波乳化吸引術+眼内レンズ挿入術(PEA/IOL)と呼ばれます。 手術の内容 ...

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網膜色素変性

光を感じる視細胞が徐々に死滅する遺伝病 夜盲で発症し、進行すると視野が狭くなる網膜色素変性は、網膜内で光を感じ取る視細胞が、周辺網膜から黄斑部に向かって死滅脱落していく遺伝性網膜疾患 inherited retinal ...

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まぶたの良性腫瘍と悪性腫瘍

まぶたのできものをみた場合、良性腫瘍か悪性腫瘍(癌)の判断が重要です。 まぶたの悪性腫瘍 悪性腫瘍では脂腺癌と基底細胞癌が主なものです。一般的には脂腺癌は黄色くhttps://meisha.info/archives/6 ...

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脂腺癌(マイボーム腺癌)

霰粒腫の診断で再発を繰り返す場合、マイボーム腺嚢胞https://meisha.info/archives/638以外に、脂腺癌が重要です。まぶたに発生する脂腺癌の多くは、眼瞼後葉の瞼板内で油を分泌するマイボーム腺由来で ...

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カタル性角膜潰瘍

フルオで染まる角膜の傷 目の表面の痛みの患者では、角膜をフルオレセインナトリウムhttps://meisha.info/archives/283で染めて細隙灯顕微鏡で観察します。青色光で照らすと染色された角膜の傷が黄緑色 ...

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霰粒腫

霰粒腫(めいぼ)は麦粒腫(ものもらい)とともにまぶたのできものの代表です。両者の違いは痛みと感染の有無です。 麦粒腫は細菌感染 麦粒腫はまつげの出口(睫毛根部)にある油や汗の分泌腺に黄色ブドウ球菌など細菌が感染して起こる ...

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ドライアイ

からだの表面を覆う皮膚は角質でカバーされているので、乾燥に強く濡れていなくても平気です。一方、からだ内部の空洞や管、すなわち鼻腔、口腔、消化管、気管、尿道などの表面は、乾燥すると表面の粘膜上皮細胞がひからびて死滅するため ...

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点状表層角膜症(SPK)

[目の表面が痛い]、あるいは[目がゴロゴロする]と訴えて受診する患者さんの多くは[点状表層角膜症(SPK: Superficial punctate keratopathy)]という病気です。 角膜と角膜上皮細胞 角膜は ...

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まぶたのけいれん

眼瞼ミオキミア [まぶたがピクピクするのですが眼瞼けいれんでしょうか?]と訴える患者さんを診察することがあります。詳しく尋ねると、左右どちらかの、主に下まぶたの皮膚が細かく波うつように震える動きが数秒から1-2分続くと言 ...

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内麦粒腫とマイボーム腺梗塞

麦粒腫 麦粒腫はまぶたの急性化膿性炎症で、原因の多くは黄色ブドウ球菌です。霰粒腫https://meisha.info/archives/627と異なり痛みを伴います。そのうち外麦粒腫は、まつ毛を包む袋に開口する皮脂腺( ...

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