• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

患者さん向け

鼻涙管閉塞と涙管通水

涙目(なみだめ:流涙症)https://meisha.info/archives/2605には涙が過剰に分泌される分泌性流涙と涙の排出に問題がある導涙性流涙があり、その原因は表のようにさまざまですが、代表的な原因は鼻涙管 ...

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涙 目(なみだめ):流涙症

涙に関係する目の症状には[渇き目]と[涙目]があります。渇き目はドライアイとも呼ばれ、目の表面を潤す涙の作用が低下して目の不快感が増します。ドライアイには涙腺から分泌される涙の絶対量が不足する涙液減少型だけでなく、ムチン ...

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眼内レンズ偏位/脱臼

水晶体を支えるチン小帯が断裂して、水晶体がズレたり前房や硝子体中に脱出/落下したりする状態は水晶体偏位、または水晶体(亜)脱臼と呼ばれます。https://meisha.info/archives/2302 IOL偏位/ ...

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甲状腺眼症で見られる上まぶたの異常

甲状腺眼症でみられる特徴的なまぶたの異常として、眼瞼後退lid retractionとlid lag(上眼瞼おくれ)があります。 上眼瞼後退 眼瞼後退は上下のまぶたが後方に牽引される状態で、その結果、黒目の上下に白目が見 ...

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目の痒みと緑内障点眼薬

[目の痒み]は眼科を受診する患者さんのポピュラーな訴えのひとつで、原因の大部分は結膜か眼瞼皮膚の異常です。眼科外来通院中の400名を対象とした質問票での調査で、6週間以上持続する慢性の搔痒感(chronic itch)を ...

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結膜の構造と結膜炎

結膜の構造 眼球の壁は黒目にあたる角膜と白目に当たる強膜から成ります。強膜の表面を覆う半透明の眼球結膜は、上下のまぶたの裏を覆う眼瞼結膜と結膜円蓋部でつながり、結膜嚢という袋を作っています。その袋の入り口は上下のまぶたで ...

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小児霰粒腫の治療

霰粒腫の治療には経過観察、ステロイド眼軟膏/局所注射、手術(切開掻爬)https://meisha.info/archives/2315があり、成人のケースでは、大きさや種類(限局型VSびまん型https://meish ...

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流行性角結膜炎EKC

片目または両目が真っ赤に充血して、目が開きづらくなるほどの大量の目ヤニを訴えて受診する患者さんの多くはアデノウイルス感染による流行性角結膜炎EKC: Epidemic keratoconjunctivitisです。「ハヤ ...

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結膜母斑 Conjunctival nevus

白目の扁平あるいは低いドーム状のできもので、小児期に気付かれるものの多くは結膜母斑です。 部位と色調 多くは眼球結膜に見られますが、眼瞼結膜や涙丘部に見られることもあります。母斑というと黒いほくろをイメージしますが、色素 ...

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近視、遠視、老視

眼科医として患者さんの話を聴いていると、近視、遠視、老視(老眼)について誤って理解していることが多いと感じます。具体的には以下のようです。「近視は視力の悪い目」「遠視は遠くがよく見える視力の良い目」「老眼になると近くが見 ...

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