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眼サルコイドーシスの診断基準

全身臓器に非壊死性肉芽腫を形成するサルコイドーシスの診断基準には、組織診断群(definite diagnosis)と臨床診断群(probable diagnosis)がありますが、その診断基準はたびたび改訂されてきました。

眼サルコイドーシスOSの診断基準

ぶどう膜炎の原因として最もポピュラーな眼サルコイドーシス(OS: ocular sarcoidosis)https://meisha.info/archives/6215についても2009年の初回診断基準は、ぶどう膜炎専門家による国際ワークショップでのアンケート集計、討議、投票によって、2017年に改訂されました。
Mochizuki M et al.: Revised criteria of International Workshop on Ocular Sarcoidosis (IWOS) for the diagnosis of ocular sarcoidosis. Br J Ophthalmol 103:1418-22.2019

その診断基準のⅠ.では[他の原因による肉芽腫性ぶどう膜炎でない]ことが求められます。
またⅣ. の診断criteriaには3つのレベルがあります。
このうち① Definite OSはぶどう膜炎があって組織生検所見が陽性のものです。
一方、胸部X線または胸部CT像での両側肺門部リンパ節腫大(BHL)は生検陽性に匹敵する価値が認められ、その有無によって② Presumed OS③ Probable OSの基準が表のように設定されました。

② Presumed OS:BHL+に加えて下記Ⅱ. の眼所見の 2項目以上
③ Probable OS:BHLなしだが、Ⅱ. 眼所見3項目以上とⅢ. 全身検査所見の2項目以上