• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

ぶどう膜

APMPPE と VKH の鑑別

APMPPE(急性後部多発性斑状色素上皮症)https://meisha.info/archives/4950とVKH(フォークト-小柳-原田病)https://meisha.info/archives/1720はともに ...

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APMPPE 急性後部多発性斑状色素上皮症

APMPPEは Acute posterior multifocal placoid pigment epitheliopathy(急性後部多発性斑状色素上皮症)の頭文字で、命名のごとく眼底後極に斑状の白斑を多発性に生じ ...

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コロボーマ

眼球発生の基となる第一次眼胞primary optic vesicleは胎生3週頃に神経外胚葉から生じます。その後、眼胞は陥凹して内外2層から成る眼胚(第二次眼胞)optic cupを形成し、内板は神経網膜に、外板は網膜 ...

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VZV前部ぶどう膜炎の治療

帯状疱疹ウィルスVZVによって起こる前部ぶどう膜炎 VZV-AUは、図のような色素沈着を伴う豚脂様角膜裏面沈着物mutton fat KPsと高眼圧を特徴とする虹彩毛様体炎です。 鼻背や鼻尖部の皮疹(Hutchinson ...

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ヘルペス性前部ぶどう膜炎(虹彩炎)

感染性ぶどう膜炎を生じるウィルスの多くはヘルペス属ウィルスに含まれるHSV-1/2、VZV、CMVです。https://meisha.info/archives/4725HSVとVZVは汎ぶどう膜炎に分類される急性網膜壊 ...

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感染性ぶどう膜炎とステロイド

感染性ぶどう膜炎の病原微生物 ぶどう膜炎診療ガイドラインhttps://meisha.info/archives/4717の各論では、本邦でよく経験される感染性ぶどう膜炎、9疾患が解説されています。原因となる病原微生物は ...

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ぶどう膜炎の分類

ぶどう膜炎 uveitis は本来、ぶどう膜uveaに含まれる虹彩、毛様体、脈絡膜での炎症を意味しますが、現在では硝子体、網膜、強膜も含め眼球内に生じる炎症、すなわち内眼炎 intraocular inflammatio ...

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梅毒によるASPPC: acute syphilitic posterior placoid chorioretinitis

性感染症である梅毒は世界的に増加傾向です。日本では2012年(平成24年)までは年間届け出数が千人未満でしたが、10年後の2022年には1万人を超えるという急激な増加を示しています。https://www.gov-onl ...

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ハッチンソン徴候

帯状疱疹は帯状に生じる有痛性の皮疹で、免疫機能の低下などで再活性化した水痘帯状疱疹ウィルス(VZV)の回帰感染が原因です。このうち三叉神経節に潜伏感染したVZVが三叉神経第1枝(Ⅴ1)である眼神経を経由して拡がると、その ...

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結膜下注射と徐放効果

目への注射部位はさまざまです。https://meisha.info/archives/119虹彩後癒着を起こしかけた前部ぶどう膜炎では、アトロピン点眼に加えて、デカドロンなどステロイドの結膜下注射が効果的です。http ...

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