• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

新着情報

RVO黄斑浮腫眼、硝子体注射の出口戦略

抗VEGF薬硝子体注射の目的 網膜内科医https://meisha.info/archives/3117が行う治療の主役は、以前のレーザー光凝固治療から抗VEGF薬の硝子体注射に代わってきました。その目的は新生血管の退 ...

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アトロピン点眼による発熱

[4歳の娘が39度の発熱したが、眼科で処方されたアトロピン点眼が原因だろうか?]と内科医をしている息子から電話で質問がありました。[不同視弱視https://meisha.info/archives/2257の疑い]と近 ...

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従来の眼底カメラと走査型レーザー検眼鏡

まぶしい通常の眼底カメラ 眼科診療所で眼底を記録する際は点眼薬で散瞳した後、眼底カメラで撮影します。撮影光が光るのは一瞬ですが、その前のピント合わせの持続照明光はまぶしいので、光に敏感な若い患者さんは目をあいていることが ...

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進行性の視機能障害を示す白点状眼底

網膜色素変性https://meisha.info/archives/726は夜盲を訴える病気の代表で、進行すると失明に至ることもある遺伝病です。 (広義)先天停在性夜盲 一方、視機能の障害が非進行性の夜盲症として(広義 ...

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結膜下注射と徐放効果

目への注射部位はさまざまです。https://meisha.info/archives/119虹彩後癒着を起こしかけた前部ぶどう膜炎では、アトロピン点眼に加えて、デカドロンなどステロイドの結膜下注射が効果的です。http ...

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浅前房眼のネオシネジン散瞳

散瞳薬 瞳孔運動は副交感、交感の2系統の自律神経によってコントロールされています。 散瞳検査に通常使用するミドリンP点眼薬は、副交感神経のムスカリン受容体をブロックするトロピカミドと、交感神経のα受容体を刺激するフェニレ ...

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眼瞼の皮角

皮角 cutaneous horn (cornu cutaneum)は動物のツノのように伸びる角化性の突出性皮疹です。表皮内あるいは浸潤性の扁平上皮癌 SCC: Squamous cell carcinomaにしばしばみ ...

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ベーチェット病 BD 治療のパラダイムシフト

パラダイムシフト(paradigm shift)とは[時代を支配する考え方が劇的に変化すること]です。筆者の眼科医人生45年の間に起こった眼科治療上のパラダイムシフトとしては白内障手術(1980年代までは眼内レンズ挿入さ ...

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9方向眼位写真

眼球運動障害の症例では正面(第1眼位、1枚)、上下左右方視(第2眼位、4枚)、左右の斜め上下方視(第3眼位、4枚)の合計9枚の顔写真を撮影して、これを3X3マス目に並べた9方向眼位図を作成すると臨床像の理解が容易になりま ...

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小口病30年後の網膜色素変性

小口病は1907年に小口忠太によって初めて報告された先天性の夜盲症です。 [剥げかけた金箔]と形容される特異な眼底が長時間の暗順応で正常化する[水尾-中村現象]が有名です。中澤満. 小口病 村上晶/吉村長久編[眼科臨床エ ...

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