• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

患者さん向け

ドライアイの涙目症状

渇き目と涙目の同居 渇き目、すなわちドライアイは涙液層の不安定性が原因で生じる目の不快感でhttps://meisha.info/archives/1172、その第一選択の治療は涙を補充する点眼薬です。一方、涙目の代表の ...

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アトロピン点眼による発熱

[4歳の娘が39度の発熱したが、眼科で処方されたアトロピン点眼が原因だろうか?]と内科医をしている息子から電話で質問がありました。[不同視弱視https://meisha.info/archives/2257の疑い]と近 ...

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浅前房眼のネオシネジン散瞳

散瞳薬 瞳孔運動は副交感、交感の2系統の自律神経によってコントロールされています。 散瞳検査に通常使用するミドリンP点眼薬は、副交感神経のムスカリン受容体をブロックするトロピカミドと、交感神経のα受容体を刺激するフェニレ ...

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ベーチェット病 BD 治療のパラダイムシフト

パラダイムシフト(paradigm shift)とは[時代を支配する考え方が劇的に変化すること]です。筆者の眼科医人生45年の間に起こった眼科治療上のパラダイムシフトとしては白内障手術(1980年代までは眼内レンズ挿入さ ...

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帯状角膜変性

帯状角膜変性は瞼裂部に一致してみられる角膜表層の混濁です。3時9時の輪部付近から水平に中央に向かう帯状の白色混濁が瞳孔中央に達すると視力障害の原因になります。 本態 混濁の本態はボウマン膜へのリン酸カルシウムの沈着です。 ...

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特発性頭蓋内圧亢進症:IIH

頭蓋腔は頭蓋骨内面の硬膜で囲まれた閉鎖空間です。脳脊髄液で満たされ、その中に脳が浮かんでいす。頭蓋内圧(ズガイナイアツ)ICP: Intracranial pressure はこの閉鎖腔内の圧力で、正常では60-180m ...

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[硝子体(ショウシタイ)] VS[ガラス体]

硝子体が関係する病名や治療は下記を含めてこのブログにも70回以上登場しました。硝子体出血https://meisha.info/archives/484星状硝子体症https://meisha.info/archives ...

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抗がん剤:パクリタキセルによる嚢胞様黄斑浮腫

パクリタキセル(商品名:タキソール)は細胞分裂に必要な紡錘糸に含まれる微小管の脱重合を阻害することで、抗がん剤としての効果を発揮します。nab(nanoparticle albumin-bound)パクリタキセル(商品名 ...

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[まぶしい]

[まぶしさ]は眼科を受診する患者さんの訴えのひとつで、医学的には羞明(しゅうめい): photophobiaと呼ばれます。photoは[光]、phobiaは[嫌う]あるいは[恐怖症]の意味で、光のまぶしさを恐れ嫌う症状で ...

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[遠視+老視]VS[軽症白内障]

[最近見えにくくなった]と訴えて眼科を受診する高齢の患者さんの多くは、白内障か老視(老眼)が原因です。[TVと新聞のどちらが見えにくい?]という質問で両者を鑑別できると以前解説しました。https://meisha.in ...

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