• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

緑内障

緑内障の分類

緑内障の定義 緑内障診療ガイドライン第5版では下記のように定義されています。緑内障診療ガイドライン(第 5 版). 日眼会誌 126:85-177.2022 この定義の赤字で記載された視神経、視野、眼圧を評価するために表 ...

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傍中心暗点で気づかれた緑内障

自覚症状に乏しい緑内障 緑内障の主たる症状は視野欠損など視野の障害ですが、他眼の視野の健常部分でカバーされると片眼に大きな視野欠損があっても気づきにくく、無症状の緑内障患者さんは少なくありません。ただし10度以内の中心視 ...

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抗コリン薬禁忌と緑内障連絡カード

抗コリン薬による急性緑内障発作 原発閉塞隅角緑内障 PACGや、その前段階で視神経乳頭にまだ緑内障の変化がみられていない原発閉塞隅角症PACでは、前房が浅く(浅前房)隅角が狭い(狭隅角)ため、散瞳すると眼圧が急上昇する急 ...

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水晶体融解性緑内障 phacolytic glaucoma

水晶体融解性緑内障phaccolytic glaucomaは水晶体起因性緑内障https://meisha.info/archives/4657のひとつのタイプです。過熟白内障https://meisha.info/ar ...

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水晶体起因性緑内障 lens-induced glaucoma

水晶体起因性緑内障は水晶体が原因で高度の眼圧上昇を生じる病態の総称です。Chacko DM, Rosenquist RC. Lens-induced glaucomas. In: Principles and Pract ...

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浅前房眼のネオシネジン散瞳

瞳孔薬 瞳孔の大きさは筋収縮によって瞳孔を小さく(縮瞳)する瞳孔括約筋と、瞳孔を広げる(散瞳)瞳孔散大筋のバランスで決まります。前者を支配する副交感神経末端で働くのはアセチルコリンで、その刺激薬(コリン作動薬)と遮断薬( ...

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落屑症候群 XFS

落屑症候群 XFS: exfoliation syndromeでは加齢によって、白いフケあるいはかつお節様の落屑物質 XFM: exfoliation materialが眼球内の水晶体嚢、チン小帯、瞳孔縁、隅角線維柱帯な ...

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散瞳薬点眼による急性緑内障発作

眼底の病気の精査や白内障の詳しい観察のためには、点眼薬による散瞳検査が必要です。その際、角膜裏面と水晶体前面が接近している浅前房眼や、周辺角膜裏面と虹彩前面が接近する狭隅角眼https://meisha.info/arc ...

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緑内障と網膜色素変性

緑内障と網膜色素変性には多くの共通点があります。両者ともに通常両眼性で、主要症状である視野障害は進行性です。多くの患者さんで、矯正視力は末期まで正常です。失われた視機能を回復する治療法は両者ともにまだありません。(緑内障 ...

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浅前房眼の散瞳検査

網膜裂孔などは散瞳しなくても超広角眼底カメラで確認できます。https://meisha.info/archives/3081しかし重大な眼底病変が疑われる場合には、散瞳薬を点眼して眼科医の目で直接観察する眼底検査が必要 ...

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