日本は結核の中蔓延国で、2016年の人口10万人当たりの罹患率は13.9です。2009年の日本眼炎症学会による調査では,結核はぶどう膜炎の原因の1.4%を占めるとされています。高瀬博: 結核の診断と治療. 臨床眼科 72 ...
角膜裏面の大小の白色付着物、すなわち豚脂様角膜後面沈着物 KPが見られ、前房内に炎症細胞(セル)が観察されれば、肉芽腫性ぶどう膜炎と診断されます。さらに炎症細胞による硝子体混濁を伴い、眼底周辺部に白色滲出性変化が見られる ...
虹彩、毛様体、脈絡膜はいずれもメラニン色素を含み血流が豊富でぶどう膜と呼ばれます。このうち悪性腫瘍の転移の多くは脈絡膜でhttps://meisha.info/archives/2423、虹彩転移は比較的まれです。原発巣 ...
癌治療の進歩による生存率の向上https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20211110c.htmlに伴い、眼科領域でも転移性腫瘍を診察する機会は増えています。転移先で最も多いのは、血流 ...
フォークト―小柳―原田病(VKH) スイス人のAlfred Vogtと小柳美三、原田永之助の3人が別個に発見して報告したフォークト―小柳―原田病(Vogt-Koyanagi-Harada disease)は3人の頭文字を ...
メラノーマ(悪性黒色腫)はメラニン色素を作る細胞、メラノサイトの癌化により発生する皮膚の悪性腫瘍です。白人では人口10万人あたり年間20人以上の発症がありますが、黄色人種である日本人ではその20分の1程度です。https ...
眼トキソプラズマ症https://meisha.info/archives/1059の治療薬には葉酸合成阻害薬とマクロライド系抗菌薬があります。 葉酸合成阻害薬 眼トキソプラズマ症治療の海外でのスタンダードは、スルファジ ...
眼トキソプラズマ症はトキソプラズマ原虫のタキゾイトtachyzoite(急増虫体、栄養体とも呼ばれる)https://meisha.info/archives/1049が、細胞内寄生して増殖するために、網膜の神経細胞が壊 ...
寄生虫は原虫protozoaと蠕虫helminthに大別されます。原虫は単細胞で蠕虫は多細胞ですが、いずれも真核生物で原核生物の細菌とは異なります。蠕虫による眼感染症にはイヌ回虫やネコ回虫の幼虫移行症であるトキソカラ症h ...
人畜共通感染症(zoonosis、人獣共通感染症ともいう)はヒトと他の脊椎動物の間を病原体が自然に伝播する感染症です。眼科に関係するものとして、網脈絡膜炎を生じるトキソプラズマ症やトキソカラ症、視神経網膜炎などを生じる猫 ...
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