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ぶどう膜炎の治療

ぶどう膜炎https://meisha.info/archives/4717の治療は感染性ぶどう膜炎と非感染性ぶどう膜炎で大きく異なります。

非感染性ぶどう膜炎の治療

非感染性ぶどう膜炎16疾患の主な治療法はぶどう膜炎診療ガイドライン2019によれば表のごとくです。
大野重昭 他: ぶどう膜炎診療ガイドライン. 日本眼科学会雑誌 123:635-96.2019
無治療経過観察や手術治療を行うものを除いて、基本的にはステロイド薬の局所投与で、疾患によりステロイドの全身投与を追加します。

なお2. のFuchs虹彩異色性虹彩毛様体炎では、前房内細胞や角膜裏面沈着物がみられますが、[ステロイド点眼に反応しないため行わず、原則として無治療で経過観察してよい]とされています。

感染性ぶどう膜炎の治療

一方、感染性ぶどう膜炎の治療法は基本的には抗微生物薬の全身投与です。https://meisha.info/archives/4725
表は診療ガイドラインの各論、感染性ぶどう膜炎の9疾患について記載されている主な治療法をまとめたものです。
2. の眼内炎は細菌性と真菌性に分けて、さらに細菌性は内因性(転移性)と術後/外傷性に分けて記載しました。

5. のHTLV-1関連ぶどう膜炎は例外で抗ウィルス薬ではなくステロイド薬を投与します。
これは眼内でウィルス自体が増殖しているわけではなく、HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウィルス1型)に感染したリンパ球に対する免疫反応を抑える方針のためです。