メガネ処方の際、赤緑テストでR=Gの適正矯正https://meisha.info/archives/2093であっても、10~数十分の試し掛けの後、疲れるようだと近視の度数を弱めることがあります。
しかし[最初は疲れるが、掛け続ければよく見えてかつ快適になる]などと、我慢しての装用をしばらく続けるよう勧めるほうがよい場合もあります。
網膜症のチェック目的で内科から紹介された際、メガネの相談も受けました。
半年前に遠用メガネを近くの眼鏡店で再作成したものの疲れるので掛けていないとのこと。
そのため再作以前のメガネで運転しているが[前の車のナンバープレートがよく見えない]と訴えます。
CO(Certified Orthoptistの略で以前のORT視能訓練士のことhttps://meisha.info/archives/4854)が測定した視力は図上段のように強度近視です。
ナンバープレートが見えないという現在使用中のメガネ度数とそのメガネでの視力は図中段のごとくで、遠見矯正視力は不良です。
また再診時に持参してもらった半年前に作成のメガネ度数は図下段のように現在の自覚的屈折度数とほぼ同じでした。
眼科医:[半年前に再作したメガネは遠用メガネとしてはよくできているので、最初は疲れるかもしれませんが、がまんして短い時間からでも掛け始めれば2-3週後には疲れずによく見えるようになると思います。頑張ってみてください。]と指導しました。
半年後に再度眼底チェックに来た際にメガネのようすを尋ねたところ
患者さん:[再作メガネを掛けるようになってよく見えるようになった。先生のおっしゃったとおりでした。]