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赤緑試験

赤と緑の中の線はどちらがクリア?

視力検査やメガネ処方の検査では、黒の十字線二重の黒丸のこともある)が赤と緑のどちらでくっきり見えるか尋ねられることがあります。
これは赤緑試験(あるいはレッドグリーンテスト)と呼ばれる検査です。
近視のメガネでは、緑の中の線がクリアであれば過矯正、逆だと低矯正、同様にクリアであれば適正矯正と判断されます。
過矯正の近視メガネは眼精疲労の原因になります。https://meisha.info/archives/259

赤緑試験の仕組み

赤い光の波長(635nm付近)は緑(535nm付近)よりも長いので、角膜や水晶体で屈折されにくく、ピントの合う位置は緑よりも後方になります。
緑の中の黒十字がくっきり見える場合は下図の上段のように赤と緑を平均した波長(585nm)の光は網膜の後方で集光します。
これは掛けている凹レンズの度数が強すぎる過矯正を意味し、ピント合わせのために水晶体を厚くする調節が必要になるので眼精疲労の原因になります。
赤の中の黒十字がくっきり見えるのは下図の中段のように凹レンズの度数が弱いことを意味します。
下段のような状態では赤と緑の中の黒十字は同等にクリアに見えて、適正矯正と判断されます。