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エスターマンテスト可能なハンフリー視野計型式

エスターマンテストは静的自動視野計で行える周辺視野のスクリーニング検査です。https://meisha.info/archives/2869
そのうち両眼開放エスターマンテスト身体障害者https://meisha.info/archives/2854障害年金https://meisha.info/archives/2862[視野障害]認定の際に、ゴールドマン視野検査の代替検査として認められています。

エスターマンテストが可能なハンフリー視野計

ハンフリー視野計の最新機種はHFAⅢ(800型)ですが、以前のモデルであるHFAⅡが稼働している眼科診療所は多いと思います。
ブログ筆者が非常勤で診療を行う病院眼科で、[うちのハンフリーは古い(740型だった)のでエスターマンテストプログラムは入っていません]とORT(視能訓練士)にいわれたことがあります。
そこで調べたところ、HFAⅡのすべての型式(720、740、745、750型)にエスターマンテストプログラムは入っていて、そのORTはプログラムの格納場所を知らなかっただけでした。
図のようにメインメニュー → テストライブラリ → スペシャル → エスターマンリョウガンの順でタッチしていけば検査できます。

ちなみにHFAⅡ(720、740、745、750型)とHFA3(800型)のそれぞれについてのエスターマンテストの施行方法は以下のサイトにある手順動画でみることができます。
https://www.zeiss.co.jp/meditec/product-portfolio/hfa3-viewing-impairment.html
このサイトには判定方法についての解説動画もあって、特に注意する点は[視野障害等級判定]に使用する[両眼エスターマンの視認点数]です。
視認点数はエスターマン機能スコア(120点中のパーセント)ではなく、120点中、実際に見えた点の個数です。