視神経乳頭ドルーゼン(Optic disc drusen: ODDまたはOptic nerve head drusen: ONHD)は視神経乳頭内の篩状板前方に存在する沈着物で多くは両眼性です。
カルシウムが主体のため、CT検査や超音波Bモード検査で確認できます。
検眼鏡で埋没型の観察は困難ですが、表在型病変は結膜結石(conjunctival concretions)https://meisha.info/archives/2161様に見えて眼底自発蛍光(fundus autofluorescence: FAF)撮影https://meisha.info/archives/342で著明な過蛍光像を示します。
軽度の近視で矯正視力は1.2/1.2ですが眼底異常を指摘されて紹介されました。
まず右眼の視神経乳頭上方には黄白色病変が見られ、脈絡膜骨腫https://meisha.info/archives/3663と考えられました(図左矢印)。
それとは別に両眼の視神経乳頭内に白色の瘤状病変が複数個観察され(図右上段)、FAFで過蛍光を示しました(図右下段)。

超音波Bモード検査では右眼の脈絡膜骨腫に一致する高反射像(図左赤矢印)以外に両眼の視神経乳頭に一致する高反射像(図左、中央の黄矢印)が確認できます。
またCTでも両眼の視神経乳頭部に骨と同程度の高吸収像がみられます(図右)。

以上から右眼の脈絡膜骨腫と両眼の視神経乳頭ドルーゼンと診断されました。
30-2視野検査では両眼の鼻側周辺に暗点がみられ、視神経乳頭ドルーゼンが原因と考えられました。
