• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

視覚障害の視野判定アプリ

身体障害者https://meisha.info/archives/2849障害年金https://meisha.info/archives/2862の視覚障害の申請には、矯正視力とともに視野データが必要になります。
視野障害等級の決定には従来のゴールドマン視野だけでなく、自動視野計の以下の2種類のデータでも申請ができます。https://meisha.info/archives/2854
1. 両眼開放エスターマンテストでの[両眼開放視野視認点数
2. 中心10-2プログラムによる[両眼中心視野視認点数

症例:73歳男性

眼底自発蛍光像(図左)では中心窩周囲に正常の低蛍光が残りそのおかげで矯正視力は1.2/1.2と良好ですが、周囲は異常過蛍光、さらに周辺網膜は著しい低蛍光を示す典型的な網膜色素変性の像でした。https://meisha.info/archives/3243

歩行や階段昇降に支障があって視覚障害での身障者手帳の希望があったのでハンフリー視野検査を施行しました。
図右両眼開放エスターマンテストでは、赤枠で示すごとく[〇 見えた 12/120]の結果で[両眼開放視野視認点数]は12となりました。
図中央中心10-2プログラム、68点の視野感度のうち、赤丸で示す数値≧26dBの個数は右が30、左が25で、[両眼中心視野視認点数]は (30 x 3 + 25)/4 = 29となりました。
これは[両眼開放視野視認点数]≦70、[両眼中心視野視認点数]≦40の3級に該当します。https://meisha.info/archives/2854
26dB以上の数値を拾って数えるのは面倒ですが、電子カルテのサブシステム:クライオ(山梨大学病院で採用されている)のアプリを使用すればこのような煩雑さは回避できます。

電子カルテ:視野アプリ

まずクライオのメニュー(図左上段)から[クライオ関連:視野]のアイコンをクリックします。
すると図左中段の画面(この画面は10-2視野のMDスロープのグラフ)が現れ、上部の[視覚障害]のアイコンをクリックすると図左下段のように両眼開放エスターマンと左右眼の10-2視野の結果とともに、右端に視野等級の計算結果が示されます。
図右はそれを拡大したものです。