遠視のヒトは若い頃はメガネなしで遠くも近くも見えるので、自分の目はよい目だと信じています。
しかし正視のヒトに比べるとより若く老視https://meisha.info/archives/1507で手元が見えにくくなります。
さらに老視が進むとメガネなしでは遠くもぼやけて見えにくくなるのが特徴です。https://meisha.info/archives/3607
所持する近用メガネでは近くが見えにくいという主訴https://meisha.info/archives/4502で眼科を受診しましたが、遠くのものは裸眼で不自由なく見えるとのことです。
RV = 0.8 (1.2 X +1.5D cyl -0.5D Ax 150)
LV = 0.6 (1.0 X +1.75D cyl -1.25D Ax 25)
数年前に作成したという近用メガネが+2.0Dと弱いので眼鏡店で強くするよう指導しました。
近用メガネは再作して(R: +3.0D; L: +3.5D cyl-0.5D Ax30)よく見えていますが、今度は遠くのものが裸眼ではかすむようになって再度受診しました。
RV = 0.3 (1.0 X +2.0D cyl -0.5D Ax 135)
LV = 0.3 (1.0 X +2.0D cyl -1.0D Ax 35)
遠見裸眼視力が低下していますが、その理由は 1. 前回よりも遠視度数が若干増したこと、2. 加齢によって調節力がさらに減弱したことの2つです。
試しに出来合いの+1.5Dの近用メガネ(老眼鏡)https://meisha.info/archives/164を掛けて遠くの時計を見てもらうとはっきり見えると言います。
そこで百円均一ショップの+1.5Dの老眼鏡を購入して、試しに遠用として使用するようすすめて1カ月後の受診としました。
出来合いの+1.5Dでは、1. 掛け始めはよく見えるが時間がたつと疲れるとのこと、また2. 外出時に装用するにはメガネ枠の見栄えが不満、という2つの理由で遠用メガネ処方を希望されました。
そこで、乱視の矯正も追加した下記の遠用単焦点メガネhttps://meisha.info/archives/1167を、装用練習も行った上で処方したところ満足されました。
R) +1.5D cyl -0.5D Ax 135
L) +1.75D cyl -0.75D Ax 35
上記の矯正視力検査の度数とは異なり、処方したメガネの遠視に対する球面度数、乱視に対する円柱度数は若干小さくしています。
その理由は、60歳歳代前半という初老期では、まだ残っている調節力を使うほうが、その調節力を使わない完全矯正メガネ装用よりも疲れにくいためです。
また若い頃のメガネ経験がないため乱視矯正も控えめが楽です。
最初にì出来合い近用メガネを遠用としてまず試してもらったのは、いきなり高額のメガネを作らせても、メガネを掛けたがらない遠視高齢者では掛けずに無駄にすることがあるからです。https://meisha.info/archives/3607