• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

眼瞼皮膚弛緩(症)の外来手術

外来小手術

下記の結膜や眼瞼の簡単な手術は手術用顕微鏡があれば外来でできます。

結膜の手術

結膜弛緩症 https://meisha.info/archives/2583
活動性の低い高齢者の翼状片の単純切除 https://meisha.info/archives/1700
結膜嚢胞 https://meisha.info/archives/2647

眼瞼手術

霰粒腫摘出術 https://meisha.info/archives/4166
眼瞼母斑、脂漏性角化症(open treatment) https://meisha.info/archives/4292
眼瞼内反に対する縫合法:スネレン法 https://meisha.info/archives/2281
睫毛乱生に対する睫毛根切除 https://meisha.info/archives/4139
眼瞼皮膚弛緩 https://meisha.info/archives/2156

眼瞼皮膚弛緩の手術

眼瞼皮膚弛緩(症)では弛緩した余剰の皮膚の切除方法として、瞼縁(皮膚)切開法眉毛下切開法があります。
森田耕輔 他: 眼瞼皮膚弛緩症:重瞼線切開法 眼科 64:229-34.2022
村上正洋: 眼瞼皮膚弛緩症:眉毛下皮膚切除術 眼科 64:235-43.2022

このうちの前者は外来で実施可能ですが、切除する皮膚の水平方向の幅が広いので、挟瞼器を掛ける場合は工夫が必要です。
筆者は図のようにまず挟瞼器がかかる範囲内の皮膚浅層の剥離を行い、その後挟瞼器をはずして切除予定範囲の全体を処理するようにしています。