• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

視野検査

視野検査は緑内障の診断と進行の評価に用いられます。
広く行われている視野検査にはゴールドマン動的視野検査ハンフリー静的視野検査があります。
いずれも反対の目を隠して片目ずつ検査します。

ゴールドマン視野計

目を動かさないで周辺から中央に近づいてくる光(視標)が見えたらボタンを押して合図します。
視標が動くので動的視野と呼ばれます。

患者さんが見えたと合図した点をつないだ線はイソプターと呼ばれます。
指標の大きさや明るさを変えるとイソプターは何本も描くことができて、等高線表示の地図のような結果になります。
緑内障ではこの地図に断崖絶壁のような鼻側階段や窪地にあたるブェルム暗点がみられます。

アナログ表示のゴールドマン視野計は緑内障の診断にはわかりやすいですが、進行を評価するにはデジタル表示が可能なハンフリー視野検査のほうが有利です。

ハンフリー視野計

視標は動かないので静的視野と呼ばれます。
ドーム内面の半径30 度以内の範囲の視野内のいずれかの場所に視標の光が一瞬点灯します。

患者さんが見えたと合図すれば暗くし、見えなければ明るくすることでその部位で見える最も弱い光の明るさ(閾値)を決めます。
その逆数が視野感度になり、ゼロから50までの数値で表示されます。
30-2視野プログラムでは半径30度以内での76ポイント(24-2視野では54ポイント)での感度分布を濃淡表示したグレイスケールで視野の異常を表示します。
緑内障患者さんでは鼻側階段、ブェルム暗点などが記録されます。
マリオット盲点は正常者にもみられる生理的暗点です。