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斜視と偽斜視

どれが斜視?

4枚の写真はいずれも斜視のように見えますがどれが斜視でしょうか?

正解

BとDが斜視でBは外斜視、Dは内斜視です。
一見斜視のように見えるAとCは実は斜視ではなく正位(正常の眼位のこと)で、偽斜視と呼ばれます。
Aでは黒目の内側の白目が広く、黒目が外にはずれているように感じられるので、外斜視のように錯覚します。
一方Cでは逆に黒目の内側の白目がわずかで、黒目が内に寄っているように感じられるので内斜視のように錯覚します。

角膜反射法

斜視かそうではない正位かは、正確には遮閉試験(別の機会に解説予定)で目が動くかどうかで判断しますが、簡便には角膜反射法で確認できます。
正位の場合、左右の目はそれぞれ目標のカメラの方を向くので、フラッシュ光の反射の白点が両目の角膜中央に映ります(上の図のAとC)。
外斜視ではカメラのほうに向いている目(固視眼という)ではこの白点が黒目の中央ですが、外にずれている目(非固視眼という)では黒目の内側に映ります(上の図のBの左目)。
内斜視では逆に内にずれている目の黒目の外側に映ります(上の図のDの左目)。
角膜反射法は2020/8/11:どちらの目が斜視? https://meisha.info/archives/150でも説明しました。

なお例外として黄斑が耳側に偏位している場合では、角膜反射法では外斜視にみえますが、カバーテストでは目が動かない正位ということがあります。