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赤ちゃんの目が暗闇で光る白色瞳孔

赤ちゃんの瞳が暗いところで白く光ることがあり、白色瞳孔と呼ばれます。
猫の目が暗闇で光るのに似ているので英語ではcat’s eye reflexと呼ばれます。

網膜芽細胞腫

白色瞳孔は乳幼児の網膜にできる網膜芽細胞腫という癌の重要なサインです。
赤ちゃんの目に癌ができるのかと驚かれるかと思いますが、網膜芽細胞腫は1万5千から2万の出生当たり1人の割合で発症します。
日本では毎年80人程度の新たな患者さんが報告されています。

白色の腫瘍

網膜芽細胞腫は悪性腫瘍なので放置すれば脳に浸潤したり転移したりして死に至ります。
眼球内に留まっている間に眼球摘出すれば失明はしますが、生命は守られます。
そこで以前は多くの例で患児の眼球摘出術が行われました。
摘出された眼球を半分に切ると白色の腫瘍であることがわかります。

白色瞳孔の原理

暗所では眼球内に入射した弱い光が白色の腫瘍表面で反射し、それが散瞳で大きくなった瞳孔を通して見えるため、親が白色瞳孔に気が付きます。

白色瞳孔を示すその他の病気

白色瞳孔は網膜芽細胞腫以外にもみられます。
かつて第一次硝子体過形成遺残(PHPV)と呼ばれたPFV(硝子体血管系遺残)https://meisha.info/archives/1239未熟児網膜症https://meisha.info/archives/903では牽引性網膜剥離を伴ってみられる硝子体中の線維性増殖組織からの反射によって白色瞳孔を示します。
コーツ病では網膜下に大量に貯留する黄白色滲出物からの反射によって白色瞳孔になることがあります。