• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

新着情報

X連鎖性若年網膜分離症 XLRS

眼軸が延長する強度近視眼https://meisha.info/archives/940では網膜が前後方向に牽引される結果、OCTで網膜内層に空隙を生じる網膜分離症がみられます。この変化が遺伝子の異常によって若年男性の両 ...

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グリスニングとホワイトニング

白内障術後のIOL眼を細隙灯顕微鏡で観察すると、IOL前面と後面が白く濁って見えることがあります。これはグリスニングglisteningやホワイトニングwhiteningと呼ばれる現象です。通常視力にはほとんど影響しませ ...

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水疱性角膜症

角膜の構造 角膜は表面から上皮、ボウマン層Bowman layer、実質、デスメ膜Descemet membrane、内皮の5層構造をしています。角膜内皮には角膜内皮細胞が単層で配列し、前房水の侵入を食い止めるバリア機能 ...

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眼類天疱瘡 OCP

角膜上皮幹細胞疲弊症の原因 角膜上皮幹細胞疲弊症 LSCD: limbal stem cell deficiencyは角膜上皮が結膜上皮に置き換わって透明性を失う重症の眼表面疾患です。その原因としてStevens-Joh ...

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ブラウン症候群 Brown’s syndrome

拮抗筋の伸展制限による眼球運動障害 眼球は外転する際、外直筋が収縮しますが、その拮抗筋である内直筋は弛緩して伸びます。この拮抗筋の伸展が制限されると、作用筋の麻痺と同様の眼球運動障害を生じます。臨床で頻度が高いのは、眼窩 ...

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落屑症候群 XFS

落屑症候群 XFS: exfoliation syndromeでは加齢によって、白いフケあるいはかつお節様の落屑物質 XFM: exfoliation materialが眼球内の水晶体嚢、チン小帯、瞳孔縁、隅角線維柱帯な ...

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下斜筋後転術と切除術

下斜筋過動症 IOOA: overaction of inferior oblique muscle 下斜筋過動症の主訴は内転時の上転です。機能的に問題になることは少ないですが、目つきの悪さを理由に手術を希望するケースが ...

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先天性鼻涙管閉塞開放術

先天鼻涙管閉塞 CNLDO まぶたやまつげに異常がなく、持続する流涙と眼脂を主訴に受診する生後数か月の乳児の多くは先天鼻涙管閉塞CNLDO: congenital nasolacrimal duct obstructio ...

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黄斑萎縮と偏心固視

正常な目では本などを読む際に、[中心固視]しています。錐体視細胞が最も高密度に配列する中心窩に、対象物が安定的に結像しているので、小さい文字でも認識でます。しかし黄斑ジストロフィhttps://meisha.info/a ...

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MEWDS の眼底自発蛍光 FAF

MEWDSは視細胞の炎症で視力や視野が障害されますが、無治療でも2-3か月で回復する予後のよい網膜の病気です。https://meisha.info/archives/3575眼底の広い範囲に一過性に多数の淡い白斑がみら ...

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