• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

眼瞼/眼窩/涙道

涙 目(なみだめ):流涙症

涙に関係する目の症状には[渇き目]と[涙目]があります。渇き目はドライアイとも呼ばれ、目の表面を潤す涙の作用が低下して目の不快感が増します。ドライアイには涙腺から分泌される涙の絶対量が不足する涙液減少型だけでなく、ムチン ...

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QOLを考慮した甲状腺眼症治療

甲状腺眼症の治療方針は重症度と活動性の有無で決まります。https://meisha.info/archives/25403段階の重症度で2番目の「中等度~重症」と判定されて活動性があれば、免疫抑制療法であるステロイドパ ...

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甲状腺眼症の治療

甲状腺眼症の重症度/活動性分類 甲状腺眼症(TED: Thyroid eye disease, TAO: Thyroid-associated ophthalmopathy)では甲状腺ホルモンの異常と甲状腺関連自己抗体h ...

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甲状腺眼症で見られる上まぶたの異常

甲状腺眼症でみられる特徴的なまぶたの異常として、眼瞼後退lid retractionとlid lag(上眼瞼おくれ)があります。 上眼瞼後退 眼瞼後退は上下のまぶたが後方に牽引される状態で、その結果、黒目の上下に白目が見 ...

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目の痒みと緑内障点眼薬

[目の痒み]は眼科を受診する患者さんのポピュラーな訴えのひとつで、原因の大部分は結膜か眼瞼皮膚の異常です。眼科外来通院中の400名を対象とした質問票での調査で、6週間以上持続する慢性の搔痒感(chronic itch)を ...

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片側顔面痙攣HFS: Hemifacial spasm

眼瞼痙攣https://meisha.info/archives/1533では眼輪筋など顔面上半の筋肉が不随意に収縮することで目が開きにくくなります。類似の病態として片側顔面痙攣HFS: Hemifacial spasm ...

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慢性結膜炎に誤診される脂腺癌pagetoid spread

パジェットPaget病は、皮膚/粘膜に隣接する臓器由来の癌細胞が、皮膚や粘膜の上皮内を移動して表皮内癌の所見を示す状態で、乳房Paget病と外陰部/肛門などにみられる乳房外Paget病があります。http://www.j ...

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小児霰粒腫の治療

霰粒腫の治療には経過観察、ステロイド眼軟膏/局所注射、手術(切開掻爬)https://meisha.info/archives/2315があり、成人のケースでは、大きさや種類(限局型VSびまん型https://meish ...

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IgG4関連眼疾患の診断

眼窩炎性偽腫瘍 眼窩内の非特異的な肉芽腫様炎症病変で、眼球突出などの症状を呈する病態は、かつては眼窩炎性偽腫瘍orbital inflammatory pseudotumorと呼ばれました。星野元宏: 名大眼科の22年間 ...

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IgG4関連眼疾患

まぶたの腫れやしこりを訴えて受診する患者さんで、CTあるいはMRI画像で涙腺の腫大が見られると、悪性リンパ腫を疑い腫大した涙腺の生検を行います。https://meisha.info/archives/2363 IgG4 ...

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