• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

新着情報

哺乳類の色覚の進化

網膜の光受容器である視細胞には夜間働く杆体と昼間働く錐体があり、色覚は錐体の機能です。錐体オプシンを何種類持つかで2色型、3色型、4色型という色覚の次元が決まります。多く哺乳類以外の脊椎動物では4色型だった色覚が哺乳類で ...

続きを読む

緑内障と網膜色素変性

緑内障と網膜色素変性には多くの共通点があります。両者ともに通常両眼性で、主要症状である視野障害は進行性です。多くの患者さんで、矯正視力は末期まで正常です。失われた視機能を回復する治療法は両者ともにまだありません。(緑内障 ...

続きを読む

ミドリンPアレルギー

散瞳検査にはミドリンP、ミドリンM、ネオシネジン、サイプレジンなどの点眼薬が使用されます。このうちミドリンPが最も一般的です。ミドリンP点眼液は商品名で、一般名はトロピカミド・フェニレフリン塩酸塩液です。後発品として、ミ ...

続きを読む

脊椎動物の色覚

ヒトの色覚異常の多くは先天赤緑色覚異常で、緑~黄緑~黄~橙~赤と変化する中、長波長領域の色の見分けが苦手です遺伝子の異常によってL錐体とM錐体のいずれかが欠ける2色覚、あるいはどちらか一方が異常で両者の差がわずかとなる異 ...

続きを読む

色覚異常の目が苦手な色見分け

先天赤緑色覚異常では赤と緑の区別がつきにくくなります。それはどうしてでしょうか? ヒトの色覚は3色型色覚 正常ヒト網膜には吸収波長が異なるL錐体、M錐体、S錐体の3種類の錐体があり、その入力信号の組み合わせによって、赤、 ...

続きを読む

[まぶたが腫れた]

[まぶたの腫れ]は眼科を受診する患者さんに多い訴えのひとつで、眼瞼腫脹と呼ばれます。 眼瞼腫脹の問診 左右それぞれ上まぶたと下まぶたがあるので、4つのまぶた(右上、右下、左上、左下まぶた)のいずれが腫れているのか(一部眼 ...

続きを読む

浅前房眼の散瞳検査

網膜裂孔などは散瞳しなくても超広角眼底カメラで確認できます。https://meisha.info/archives/3081しかし重大な眼底病変が疑われる場合には、散瞳薬を点眼して眼科医の目で直接観察する眼底検査が必要 ...

続きを読む

結核性ぶどう膜炎

日本は結核の中蔓延国で、2016年の人口10万人当たりの罹患率は13.9です。2009年の日本眼炎症学会による調査では,結核はぶどう膜炎の原因の1.4%を占めるとされています。高瀬博: 結核の診断と治療. 臨床眼科 72 ...

続きを読む

浅前房の評価

眼底を詳しく検査したりhttps://meisha.info/archives/446、白内障の程度を詳細に評価するhttps://meisha.info/archives/990には、点眼薬による散瞳検査が必要です。た ...

続きを読む

超広角眼底カメラと眼底自発蛍光

超広角走査型レーザー検眼鏡(商品名:オプトス)を使用すれば、周辺までの眼底が無散瞳で1枚の写真として撮影できます。https://meisha.info/archives/3081網膜裂孔の発見に有用なだけでなく、糖尿病 ...

続きを読む