• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

斜視/眼球運動

先天上斜筋麻痺

先天上斜筋麻痺の多くは頭位異常である眼性斜頸によって、乳幼児期に気づかれます。上斜筋の主作用は内方回旋と内転時の下転https://meisha.info/archives/2115のため、これらの眼球運動が不要になるよ ...

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上斜筋の走行

上下斜視、回旋複視、斜頸など多彩な症状や所見を示す滑車神経麻痺の診断は容易ではありません。滑車神経が支配する上斜筋が、内外上下直筋とは異なるユニークな走行をするためです。 上斜筋の解剖 扇状に広がり眼球上部に付着する上斜 ...

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斜視の眼底検査

乳幼児では重篤で器質的な先天性の眼疾患が斜視の原因になっていることがあります。そのため[斜視を主訴として受診した小児に対し、初診時に必ず鑑別すべき疾患は器質疾患である]とも記載されています。仁科幸子: 斜視. In: 東 ...

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マドックスMaddoxダブルロッドテスト

複視で多いのは同側性複視や交差性複視のhttps://meisha.info/archives/365水平複視です。それ以外に垂直方向にズレる上下複視や、回旋複視https://meisha.info/archives/ ...

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回旋複視と手術治療

回旋複視はプリズムメガネでは対応できないことを前回解説しました。https://meisha.info/archives/1744 症例:52歳男性 Aさんは小脳動静脈奇形(AVM)からのクモ膜下出血で緊急入院して手術を ...

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フレネル膜プリズム

乳幼児期の斜視治療の目標は両眼視機能の維持と発達です。https://meisha.info/archives/545そのためには左右眼の視線のズレをなくして、両目の視線が目標に向かうようにします。比較的小さい斜視角であ ...

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慢性進行性外眼筋麻痺(CPEO)

以前に眼瞼下垂の原因別分類として下の表を示しました。https://meisha.info/archives/1083このうち外眼筋ミオパチーとして掲載したCPEOは両目の眼瞼下垂が徐々に進行する病気で慢性進行性外眼筋麻 ...

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複視の診察

近視/遠視/乱視などの屈折の異常や調節力が衰える老視では、メガネがないとものがぼやけて見えます。「両目で見るとものが二つに見える」という複視の訴えの中には、このような片目での「ぼやけ」が含まれることを以前に「ニセの複視」 ...

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固定内斜視と近視性斜視

強度近視眼では眼球が動かなくなって内下転位に固定されることがあり、固定内斜視myopic strabismus fixusと呼ばれます。眼軸の延長で眼球後部が上直筋と外直筋の間から脱臼することが原因です。治療は両直筋の筋 ...

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眼運動神経麻痺の経過と手術判断

眼運動神経麻痺は眼球運動に関わる脳神経3, 4, 6番の麻痺による眼球運動障害です。https://meisha.info/archives/1114複視、頭位異常、眼瞼下垂などの症状がみられます。原因として血管性、外傷 ...

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