• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

斜視/眼球運動

棒状光源使用の赤ガラス法

赤ガラス法 赤ガラス法はペンライトの点光源を使用した複像検査で、水平と上下の複視を評価します。石川弘: 複像検査(赤ガラス試験). In: 石川弘 (Eds): 神経眼科診療のてびき 第2版. 金原出版, 61-63, ...

続きを読む

Parksの3段階法

上斜筋麻痺の検査としてParks-Bielschowsky three-step testが有名です。古森美和: 上斜筋麻痺 【斜視診断の基本】. あたらしい眼科 33: 1713-1720, 2016.[上下/回旋偏位 ...

続きを読む

マスクトバイラテラル:MBSOP

MBSOP: Masked bilateral superior oblique palsyは日本語に訳すと不顕性両眼性上斜筋麻痺となりますが、普及していないので、カタカネで[マスクトバイラテラル]と呼ばれることも多いで ...

続きを読む

間欠性外斜視患者の訴える像のジャンプ

間欠性外斜視は成人にみられる最もポピュラーな斜視です。外斜位と外斜視が混在する状態です。両眼の視線が目標を向いている外斜位のときには、両眼視していますが、外斜視のときには両眼視は機能せず、そのため通常複視の訴えはありませ ...

続きを読む

外傷性滑車神経麻痺

相手の顔が両目では2つにずれて片目を隠すと1つになる複視https://meisha.info/archives/1542は、目の動き(眼球運動)や両目の位置関係(眼位)の異常で生じます。このうち上下複視や回旋複視の多く ...

続きを読む

重症筋無力症MGの眼筋型

後天性の眼瞼下垂https://meisha.info/archives/1083をみた場合、重症筋無力症MG: myasthenia gravis https://meisha.info/archives/1140は重 ...

続きを読む

代償不全型上斜筋麻痺

上斜筋麻痺の特徴は外方回旋偏位と内転時の下転障害です。その病型は大きく3つに分類されます。岡本真奈 他: 代償不全上斜筋麻痺と後天滑車神経麻痺の手術術式の比較. 眼科臨床紀要 5: 55-58, 2012. このうち先天 ...

続きを読む

先天上斜筋麻痺

先天上斜筋麻痺の多くは頭位異常である眼性斜頸によって、乳幼児期に気づかれます。上斜筋の主作用は内方回旋と内転時の下転https://meisha.info/archives/2115のため、これらの眼球運動が不要になるよ ...

続きを読む

上斜筋の走行

上下斜視、回旋複視、斜頸など多彩な症状や所見を示す滑車神経麻痺の診断は容易ではありません。滑車神経が支配する上斜筋が、内外上下直筋とは異なるユニークな走行をするためです。 上斜筋の解剖 扇状に広がり眼球上部に付着する上斜 ...

続きを読む

斜視の眼底検査

乳幼児では重篤で器質的な先天性の眼疾患が斜視の原因になっていることがあります。そのため[斜視を主訴として受診した小児に対し、初診時に必ず鑑別すべき疾患は器質疾患である]とも記載されています。仁科幸子: 斜視. In: 東 ...

続きを読む