• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

斜視/眼球運動

ブラウン症候群 Brown’s syndrome

拮抗筋の伸展制限による眼球運動障害 眼球は外転する際、外直筋が収縮しますが、その拮抗筋である内直筋は弛緩して伸びます。この拮抗筋の伸展が制限されると、作用筋の麻痺と同様の眼球運動障害を生じます。臨床で頻度が高いのは、眼窩 ...

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下斜筋後転術と切除術

下斜筋過動症 IOOA: overaction of inferior oblique muscle 下斜筋過動症の主訴は内転時の上転です。機能的に問題になることは少ないですが、目つきの悪さを理由に手術を希望するケースが ...

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遮閉試験の occluder(遮眼子)

眼科に子供を連れていかれたお母さんがたは、眼科医が手のひらで子供(写真は大人ですが)の片目を隠し、その手を反対側の目に移す光景を見たことがあると思います。 これは遮閉試験で眼位のずれである斜位や斜視の有無を調べています。 ...

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神経眼科疾患とMRI

神経眼科 眼科の専門領域のひとつに神経眼科があります。https://meisha.info/archives/3113主な対象は視神経の病気https://meisha.info/archives/3109と複視を主訴 ...

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Duane症候群

Duane症候群は動眼神経から外直筋への異常神経支配によって、内転時に瞼裂狭小と眼球陥凹を生じる先天性の病気です。そのため眼球後退症候群Duane retraction syndromeとも呼ばれます。 外直筋への動眼神 ...

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複視の原因とMRI

両目で見ると相手の顔などが左右、上下に、あるいは傾いて、二つにズレて見える症状は複視と呼ばれhttps://meisha.info/archives/27、多くは眼球運動の障害が原因です。眼球運動は眼運動神経https: ...

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肥厚性硬膜炎 HP

視神経障害/眼球運動障害/頭痛 急激な片目の視力低下と視野障害を生じ、細隙灯顕微鏡や眼底検査で眼球自体に異常が見られなければ、眼科医はまず球後視神経炎を疑います。さらに同じ目の眼球運動が障害されていれば、眼窩尖端症候群に ...

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眼球運動は回転運動

頭位異常 頭位異常の種類として、頭部傾斜head tilt、顔回しface turn、顎上げ/引きchin up/downがあります。これらは三次元空間内の顔の向きのことで、前後、垂直、水平の直交する3本の軸周囲の頭部の ...

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Sagging eye症候群SESの病因と診断

Sagging eye症候群SESは2013年に初めて報告された新しい概念の病気です。 開散麻痺型内斜視DPEと上下/回旋斜視CVS 症状には2つのパターンがあります。1. 開散麻痺型内斜視:divergence par ...

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Sagging eye症候群 SES の認知度と眼窩プーリー

sagging eye症候群SES: sagging eye syndrome https://meisha.info/archives/2663の症状は両眼での複視ですが、像のズレがわずかなため多くの患者さんは[二重に ...

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