• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

斜視/眼球運動

ヘス赤緑試験と対座法診断

ヘス赤緑試験では健眼で赤のマス目を固視して患眼で矢印を動かすと、矢印は目標まで到達せず、眼球運動が障害された方向で圧縮された形になります。https://meisha.info/archives/4608このとき圧縮され ...

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ヘス赤緑試験

ヘス赤緑試験は眼球運動障害などによる複視の状態を記録できる便利な検査です。 ヘススクリーン、ヘスチャート、赤緑メガネ 検査は暗室内で行い、5度間隔の赤色マス目が投影されたヘススクリーン上の点を、緑色光の矢印で指し示し、そ ...

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同側性複視を体験する

複視は両目で見ると視界のすべての対象が左右あるいは上下にズレて見える状態です。相手の顔が2つ見えるだけでなく、隣あるいは上下の像が重なってみえる混乱視のためとても不快でつらい症状です。https://meisha.inf ...

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外転神経麻痺の眼筋移動術:西田法

外転神経麻痺で同側性複視https://meisha.info/archives/365を生じても、原因が糖尿病など血管性の場合予後は良好で、多くは経過観察にて自然に回復します。しかし外傷性や頭蓋内腫瘍に伴う場合の予後は ...

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主訴:複視

[複視]という主訴での患者紹介はよくあります。[複視]は通常[片目ではひとつなのに両目でみると、ものが左右あるいは上下、斜めにズレてふたつに見える]両眼性複視を指し、片目を手で隠してもらえば症状が消えることで確認できます ...

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先天Brown症候群

[子供の眼球が上下にズレる]と親が訴えて眼科を受診した場合、交代性上斜位https://meisha.info/archives/2684、先天上斜筋麻痺https://meisha.info/archives/2121 ...

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核間麻痺(MLF症候群)

片側の単独内転障害 片側あるいは両側の外転神経麻痺では外直筋が働かず麻痺性内斜視となるため同側性複視を生じます。https://meisha.info/archives/365逆に交差性複視は麻痺性外斜視の状態で生じ、動 ...

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複視原因とMRI検査

複視の原因はさまざまで、脳腫瘍や脳梗塞など生命にかかわる疾病も含まれます。そのような頭蓋内疾患を鑑別する目的で多くの眼科医は脳のMRI検査をオーダーします。しかし多くは[頭蓋内には異常ありません]との結果で大学病院眼科を ...

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9方向眼位写真

眼球運動障害の症例では正面(第1眼位、1枚)、上下左右方視(第2眼位、4枚)、左右の斜め上下方視(第3眼位、4枚)の合計9枚の顔写真を撮影して、これを3X3マス目に並べた9方向眼位図を作成すると臨床像の理解が容易になりま ...

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ブラウン症候群 Brown’s syndrome

拮抗筋の伸展制限による眼球運動障害 眼球は外転する際、外直筋が収縮しますが、その拮抗筋である内直筋は弛緩して伸びます。この拮抗筋の伸展が制限されると、作用筋の麻痺と同様の眼球運動障害を生じます。臨床で頻度が高いのは、眼窩 ...

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