• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

斜視/眼球運動

Sagging eye 症候群の 2 つのタイプ

遠見内斜視型と上下回旋斜視型 sagging eye 症候群が訴える複視は遠見でのわずかのズレです。そのズレの方向は、水平と上下の2通りです。https://meisha.info/archives/4508(両者が組み ...

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外転制限を伴う強度近視眼の内斜視

固定内斜視は眼軸が高度に延長した強度近視眼において、上直筋と外直筋の間から眼球後半部が脱出する結果、内下転位置で眼球が固定されて動かなくなる病態です。https://meisha.info/archives/5083そこ ...

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固定内斜視

固定内斜視は機械的な眼球運動制限により極端に内転した位置で眼球が固定された状態です。山口真, 横山連: 固定内斜視. 神経眼科 38:257-62.2021多くは強度近視に伴って片眼または両眼性にみられます。 強度近視眼 ...

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Herringの法則とHess赤緑試験

Herringの法則 右方視や左方視、上方視、下方視のように両眼が同じ方向を向く眼球運動は[むき運動]で、その際に働く両側の外眼筋を[ともむき筋]と呼びます。たとえば右方視の際の右:外直筋と左:内直筋の組み合わせ、右上方 ...

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ヘスチャートの読み方 3:両眼性障害

複視の原因が片眼性で単筋の障害であれば、ヘスチャートの[田の四角]が小さい眼の結果から障害筋を同定https://meisha.info/archives/4863することが可能です。木村亜紀子: Hess赤緑試験. 眼 ...

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ヘスチャートの読み方 2:両眼同大

前回、片眼性の眼球運動障害のヘスチャートを説明しました。https://meisha.info/archives/4863片眼性では左右の[田の四角]の大きさが異なり、小さいほうが眼球運動障害のある目です。さらにその[田 ...

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ヘスチャートの読み方 1:片眼性障害

複視を訴える患者さんの診察の前にヘス赤緑試験をオーダーする眼科医がいますが、これは正しくありません。https://meisha.info/archives/4621 対座法 → ヘス 複視の診療では患者さんが訴える像の ...

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Sagging eye症候群 SES に対する内斜視手術

40歳以上の中高年に生じる複視の最大原因はsagging eye 症候群SES: sagging eye syndromeです。https://meisha.info/archives/4460その病型には、遠見での同側 ...

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筋強直性ジストロフィの眼瞼下垂手術

筋強直性(緊張性)ジストロフィMyotonic dystrophyは進行性に全身の筋力低下と臓器障害を生じる遺伝性疾患です。眼科領域でも白内障と網膜変性、眼瞼下垂などを生じます。https://www.nanbyou.o ...

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ガンマ角異常による[みための外斜視]

遮閉試験https://meisha.info/archives/478では眼球は動かず正位と判定されるのに、みためは外斜視のようにみえることがあり偽外斜視と呼ばれます。その多くはガンマ角の異常が原因で、FEVR(家族性 ...

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