• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

眼科の問診1

目の症状と代表疾患

眼科を受診する患者さんの訴えは、見え方の異常それ以外の症状に分類されます。
表にはそれぞれの訴えの内容を代表的な目の病気とともに示します。
表中[ぼやけ]はピントの合っていない像で、霧の中にいるようにかすんで見える[霧視]とは異なります。

見えにくいのは右目/左目/両目?

これらの症状を患者さんから聴き取る際、その症状が右目か左目かあるいは両目かを確認することも重要です。
右と左のどちらの目が見えにくいのか自覚していない患者さんは少なくありません。https://meisha.info/archives/1444
実際に患者さんの、あるいは眼科医の手で片目を隠して、対面する眼科医の目鼻口がはっきりわかるかどうかを左右の目それぞれで確認してもらいます。

両目で見るとぼやけるsagging eye症候群

特殊な例として片目を隠すと、右目も左目もはっきり見えるのに、隠さずに両目で見るとボケるということがあります。
これはわずかの角度の眼位ズレによる複視のためでsagging eye症候群でよく見られます。https://meisha.info/archives/2717

所持メガネの確認

さらにメガネ所持の有無を尋ね、[メガネでは解決しないのか?]も確認すべきです。
遠視の高齢者で、[前医で作ってもらったメガネを掛ければ見えるが、メガネなしで見えるようにしてほしい]というのが受診動機の患者さんはときどき経験します。
遠視のヒトは近視とは異なりメガネを掛け慣れていません
そのため[歳をとって老視になれば普段でもメガネが必要である]ことをていねいに説明して納得してもらう必要性をよく感じます。

老視の確認

また高齢者であれば、見えにくいが運転時なのか(遠見)、スマートフォン画面なのか(近見)も確認します。
白内障の手術依頼で紹介されてくる一部の患者さんで、軽度の白内障はあっても老眼鏡処方だけで十分満足されるケースをよく経験します。https://meisha.info/archives/48