• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

どちらの目が斜視?

どちらの目が斜視?

斜視の子供を診察する時に、母親から[どちらの目が斜視ですか?]とよく尋ねられます。共同性斜視と呼ばれる子供の斜視の多くは、どちらの目が悪いということはなく、左右の目の相対的な位置の異常です。外斜視の場合、右目で目標を捉え ...

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眼球に注射する加齢黄斑変性

大学病院には加齢黄斑変性の患者さんがよく紹介されてきます。この病気の治療に使われる抗VEGF薬の投与法は硝子体注射という目の玉に直接針を刺す眼球注射です。[目の注射]と聞くだけで拒絶する患者さんもいますが、内容を具体的に ...

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メガネ型ルーペ(ルーペメガネ)

老視は手元にピントを合わせる調節機能が衰える加齢現象で、スマートフォンや新聞の文字がよく見えなくなります。通常は老眼鏡(近用メガネ)や遠近両用メガネ(累進屈折力レンズ)で対応します。最近TVのCMでよくみかけるハズキルー ...

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紹介状の視力記載

大学病院初診には紹介状が必要 大学病院は特定機能病院で、初診の患者さんがいきなりかかることはできません。他の医療機関からの紹介状が必要で、紹介状なしの場合は数千円の別料金の負担があります。これは紹介状なしの結膜炎や軽症白 ...

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間欠性外斜視の遠視メガネ

調節性輻湊 調節は毛様体筋の働きで水晶体の厚みを増し手元にピントを合わせる反応です。輻湊(ふくそう)は両目の内直筋を収縮させ、視線を内側に寄せる「寄り目」の反応です。近くの物を両目で見るときには、調節に連動して輻湊が起こ ...

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フックス虹彩異色性毛様体炎

Fuchs’ heterochromic cyclitis (FHC)(日本語ではフックス虹彩異色性(虹彩)毛様体炎)は慢性の虹彩毛様体炎を起こす原因のひとつです。白色で不整形の角膜裏面沈着物(KPs)がみられて前房内炎 ...

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白内障 VS 老視

[最近見えにくくなった]と訴えて眼科を受診する高齢の患者さんの多くは、白内障か老視(老眼)です。老視の見えにくさは近用眼鏡(老眼鏡)や遠近両用メガネ(累進屈折力メガネ)で解決しますが、白内障の見えにくさは手術でなければ解 ...

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複視患者のMRI依頼

複視の原因の一部は脳の病気 複視は視線のズレのために左右の目に映る像が水平、垂直あるいは斜めにだぶる症状です。https://meisha.info/archives/8二つに分かれて見えるだけでなく、隣のものが重なって ...

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ニセの複視を見分ける

両目で見ると2つにズレるのが複視 複視は、両目で見るとものがズレて2つに見える症状です。両目の視線が目標で一致しないことが主な原因です。(回旋複視は例外)そのため左右の目に映る像が左右あるいは上下にズレたり、あるいは片方 ...

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