• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

眼底の病気

一過性黒内障(発作)とBRAO

症状が一時的でその後回復することを[一過性]と呼びます。https://www.nanbyou.or.jp/glossary/%E4%B8%80%E9%81%8E%E6%80%A7[一過性の意識障害]や[一過性脳虚血発作 ...

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頸動脈狭窄と眼虚血症候群 OIS

粥状動脈硬化で内頸動脈が狭窄/閉塞すると、眼球への血流は慢性的に低下して眼虚血症候群OIS: ocular ischemic syndromeを発症します。糖尿病や高血圧、脂質異常症などのある50-80歳代の男性に好発し ...

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無症状のドルーゼンの診方

ドルーゼンは網膜下に貯留する老廃物で高齢者の黄斑部によくみられます。滲出型や萎縮型の加齢黄斑変性AMD: age-related macular degenerationの前段階とされているので、以後の対応を専門病院にま ...

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片眼エスターマン視野

進行性の求心性視野狭窄が特徴の網膜色素変性https://meisha.info/archives/726の視野検査としてはゴールドマン視野検査 GP が一般的です。網膜色素変性診療ガイドライン(日眼会誌 120:846 ...

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網膜ジストロフィと家系図

網膜色素変性のような遺伝病であっても、常染色体潜性(劣性)https://meisha.info/archives/4046遺伝AR: autosomal recessive inheritanceでは、[家族や親戚に同 ...

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RVO黄斑浮腫眼、硝子体注射の出口戦略

抗VEGF薬硝子体注射の目的 網膜内科医https://meisha.info/archives/3117が行う治療の主役は、以前のレーザー光凝固治療から抗VEGF薬の硝子体注射に代わってきました。その目的は新生血管の退 ...

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従来の眼底カメラと走査型レーザー検眼鏡

まぶしい通常の眼底カメラ 眼科診療所で眼底を記録する際は点眼薬で散瞳した後、眼底カメラで撮影します。撮影光が光るのは一瞬ですが、その前のピント合わせの持続照明光はまぶしいので、光に敏感な若い患者さんは目をあいていることが ...

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進行性の視機能障害を示す白点状眼底

網膜色素変性https://meisha.info/archives/726は夜盲を訴える病気の代表で、進行すると失明に至ることもある遺伝病です。 (広義)先天停在性夜盲 一方、視機能の障害が非進行性の夜盲症として(広義 ...

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ベーチェット病 BD 治療のパラダイムシフト

パラダイムシフト(paradigm shift)とは[時代を支配する考え方が劇的に変化すること]です。筆者の眼科医人生45年の間に起こった眼科治療上のパラダイムシフトとしては白内障手術(1980年代までは眼内レンズ挿入さ ...

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小口病30年後の網膜色素変性

小口病は1907年に小口忠太によって初めて報告された先天性の夜盲症です。 [剥げかけた金箔]と形容される特異な眼底が長時間の暗順応で正常化する[水尾-中村現象]が有名です。中澤満. 小口病 村上晶/吉村長久編[眼科臨床エ ...

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