• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

山梨の目医者 投稿一覧

テルソン症候群

くも膜下出血 SAH: subarachnoid hemorrhage は脳動脈瘤の破裂などによって頭蓋内のくも膜下腔に出血し、命を失うこともある怖い病気です。激しい頭痛の後、意識が消失しますが、緊急搬送された脳外科病院 ...

続きを読む

網膜有髄神経線維

網膜有髄神経線維は網膜神経線維の走行に沿う白色刷毛状の眼底異常です。多くは視神経乳頭に連続してみられますが、乳頭から離れて見られることもあります。多くは無症状で人間ドックや健康診断での眼底写真で偶然に発見されます。 有髄 ...

続きを読む

星状硝子体症AH自体による視力低下

眼底観察が困難なほどの星状硝子体症asteroid hyalosis: AHであっても通常、その目の矯正視力は正常で、飛蚊症floatersを訴えることもまれです。https://meisha.info/archives ...

続きを読む

星状硝子体症 asteroid hyalosis: AH

多数の黄白色、粒状混濁が硝子体腔内に見られる病態は星状硝子体症asteroid hyalosis:  AHと呼ばれます。混濁の原因はasteroid body(星状体、星芒体)と呼ばれ、細隙灯顕微鏡や眼底写真で確認できま ...

続きを読む

中近の累進屈折力レンズ

眼科医とメガネ処方 メガネ処方は眼科医が行う重要な診療行為のひとつです。しかし多くの画像検査や手術技術の習得に忙しい最近の眼科医には、メガネ処方の技能習得は後回しになりがちのようです。さらに自身が老視未経験の40歳以下の ...

続きを読む

マドックスMaddoxダブルロッドテスト

複視で多いのは同側性複視や交差性複視のhttps://meisha.info/archives/365水平複視です。それ以外に垂直方向にズレる上下複視や、回旋複視https://meisha.info/archives/ ...

続きを読む

回旋複視と手術治療

回旋複視はプリズムメガネでは対応できないことを前回解説しました。https://meisha.info/archives/1744 症例:52歳男性 Aさんは小脳動静脈奇形(AVM)からのクモ膜下出血で緊急入院して手術を ...

続きを読む

フレネル膜プリズム

乳幼児期の斜視治療の目標は両眼視機能の維持と発達です。https://meisha.info/archives/545そのためには左右眼の視線のズレをなくして、両目の視線が目標に向かうようにします。比較的小さい斜視角であ ...

続きを読む

色覚異常の分子生物学

正常なヒトの目は波長による光の吸収特性が異なる3種類の錐体によって、色の違いを見分けています。https://meisha.info/archives/1463実験条件の違いによってばらつくものの、光の吸収ピーク波長はL ...

続きを読む

原田病(VKH)の白髪と夕焼け状眼底

フォークト―小柳―原田病(VKH) スイス人のAlfred Vogtと小柳美三、原田永之助の3人が別個に発見して報告したフォークト―小柳―原田病(Vogt-Koyanagi-Harada disease)は3人の頭文字を ...

続きを読む