• 眼科通院中の患者さんや眼科医向けの役立ち情報

眼科医向け

一般用医薬品(OTC薬)長期連用点眼による充血

ドラッグストアで購入できる一般用医薬品(OTC薬)https://meisha.info/archives/252の点眼薬は長期間連用すると、時に無視できない副作用を起こすことがあります。 右目の(上)強膜炎? 10年前 ...

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黄斑円孔の求心性のゆがみ

黄斑円孔とは 黄斑は眼底の中央に位置する直径5.5mmの範囲です。その中心に当たる中心窩に穴があく状態が黄斑円孔で、60歳代くらいの高齢者に多く発生します。図上段の眼底写真では黄斑の中央に赤みのある穴が見えます。網膜は層 ...

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まぶたの手術と麻酔

挟瞼器(きょうけんき) 霰粒腫、眼瞼内反、良性の眼瞼腫瘍などのまぶたの病気では外来手術を行うことがあります。その際に挟瞼器を使用すると、出血がおさえられ、まぶたを固定できるので便利です。ただし麻酔がよく効いていないと、患 ...

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モノビジョンによる老視対応

老視は加齢による調節力の低下です。完全な老視眼は固定焦点のカメラと同じです。裸眼でピントが合ってはっきりと見えるのは、限られた狭い範囲に限定されます。どの距離の範囲がはっきり見えるかは、正視、近視、遠視によって異なります ...

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デマル氏開瞼鈎

眼外傷や斜視の術翌日の子供さんの診察では、まぶたの腫れや痛みで開瞼が困難なため、眼球の十分な観察ができないことがあります。そのような場面で便利なのがデマル鈎(デマル氏開瞼鈎)です。 図のように左手にもって上まぶたにひっか ...

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樹枝状に広がる角膜ヘルペス

単純ヘルペスウィルス(Herpes simplex virus:HSV)による角膜感染症は、HSV角膜炎または角膜ヘルペスと呼ばれ主要な角膜感染症のひとつです。感染症とはいっても他人にうつることはありません。HSVは子供 ...

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診察用老眼鏡セット

高齢者が見えにくさを訴える主要な原因は白内障と老視です。個別の患者さんでそのどちらが主な原因かを判断するためには、[TVと新聞のどちらが見えにくいか?]と質問することを[白内障 VS 老視]https://meisha. ...

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紹介状の視力記載

大学病院初診には紹介状が必要 大学病院は特定機能病院で、初診の患者さんがいきなりかかることはできません。他の医療機関からの紹介状が必要で、紹介状なしの場合は数千円の別料金の負担があります。これは紹介状なしの結膜炎や軽症白 ...

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間欠性外斜視の遠視メガネ

調節性輻湊 調節は毛様体筋の働きで水晶体の厚みを増し手元にピントを合わせる反応です。輻湊(ふくそう)は両目の内直筋を収縮させ、視線を内側に寄せる「寄り目」の反応です。近くの物を両目で見るときには、調節に連動して輻湊が起こ ...

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フックス虹彩異色性毛様体炎

Fuchs’ heterochromic cyclitis (FHC)(日本語ではフックス虹彩異色性(虹彩)毛様体炎)は慢性の虹彩毛様体炎を起こす原因のひとつです。白色で不整形の角膜裏面沈着物(KPs)がみられて前房内炎 ...

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